トレンドマ,自動車/工場向け物聯網セキュリティソリュ

提交的Shin凱周四,03/30/2017 - 02:38

トレンドマイクロは2017年3月29日,法人向け事業戦略を発表する中で,物聯網セキュリティソリューションの提供を産業分野の自動車と工場向けに強化する方針を明らかにした。

同社が2017年の法人向け事業戦略で注力ポ演出界ントとして掲げたのは,

  • 先進技術と高い実績を融合した防禦アプローチXgen(エックスジェン)に基づいたセキュリティソリューションの提供
  • セキュリティの運用・監視サービスを提供するマネージドセキュリティサービス(MSS)パートナーとの連攜強化
  • ホム/自動車/工場向け物聯網セキュリティソリュションの提供

の3點である。

このうち市場の急拡大とともにセキュリティインシデント被害も増大しつつある物聯網のセキュリティソリューションに関して,同社は,パブリック,プライベート,ハイブリッドの各クラウド層,クラウドとエッジを接続するネットワーク層,さらにエッジ組込みにおけるエンドポイント層それぞれに対応する製品の組合せを提供する。また同社社長兼首席執行官のエバ・チェン陳(Eva)氏によれば,“物聯網の開発者,サプライヤはサイバーセキュリティに関して経験豊富な它分野とは少し異なる領域の事業者が多く,サイバーセキュリティに関する知見が不足している”事から,同分野の事業者向け啓発活動にも注力する。

コネクテッドカー向けのセキュリティソリューションとしては,自動車メーカ,車載機器メーカ向けにソフトウエア開発キット(SDK: Softoware開發工具包)を含む物聯網機器向けセキュリティソリューション“趨勢科技物聯網安全”を提供し,リスク検知とシステム保護を実現するデバイス組込みにより自動車のセキュリティ管理を可能にし,サイバー攻撃から防禦する。

またスマートファクトリ向けには,産業用ロボットメーカ,工作機械メーカに対してネットワーク型脅威対策製品“深發現檢查員”,ロックダウン型ウイルス対策ソフト”趨勢科技安全鎖”,および“趨勢科技物聯網安全”などの製品ライセンスを提供することで,セキュリティ組込み型のロボットや工作機械システムを,工場を操業するユーザ企業向けに提供可能にする。また、PLCなどを組込んで産業用システムを構築するFA係製禦係システムインテグレータを介して,脆弱性対策に優れたネットワークセキュリティ製品である“TippingPointや総合サイバーセキュリティ対策製品“深趨勢科技安全”を含むソリューション製品のライセンスを工場向けにライセンス販売することにより,既存の工場操業環境にセキュリティを追加しつつ,クラウドとつながるスマートファクトリのセキュリティ対策を強化する。

同社副社長の大三川彰彥氏によれば,2016年には國內でサイバー攻撃により操業停止を餘儀なくされた機械係メーカが出たこともあり,すでに複數社とスマートファクトリ向けのサイバー防禦対策で協働している,という。